余りの面白さにアマゾンプライムビデオでS2一気見しちゃいました。
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気になる点や疑問点を個人的な見解とともに考察したので、視聴後に読んでください。全部ネタバレです。
ベッカはなぜヴォート社を頼ったの?
ブッチャーを愛していて、死なせたくなかったから。
ベッカは「あなたの怒りが怖かったから。」と言っていましたが、これはブッチャーをわざと傷つける物言いをしているだけで、本音はやっぱり”ブッチャーを死なせたくなかったから”だと考えられます。
もしもブッチャーに「ホームランダーにレイプされた。」と正直に話していたら、彼はホームランダーを殺しに行っていたと思います。
しかし人間がスーパーヒーローに勝てるでしょうか?
もちろん1対1では不可能です。しかし彼は怒りに任せて行動に移したでしょうし、ベッカが止めても聞かなかったでしょう。
そういったブッチャーの性格を理解していたので、ベッカはブッチャー本人に相談することができなかったと考えられます。
Aトレインとストームフロントの因縁とは
ヴォート社トップのエドガーと共同教会トップのアダナがAトレインかディープのセブン再加入を話し合う際、「Aトレインはダメだ、ストームフロントが許さないだろう。」といった発言がありました。
理由はずばりAトレインが黒人であることです。
ストームフロントは大昔に共同教会に所属していました。しかし共同教会が見境なく勧誘を行うようになったので、抜けることになったと言っていましたね。その時点では”宗教への強引な勧誘のこと”と思える発言でしたが、これはミスリードです。
実際は白人以外の人種を受け入れるようになったことを指しています。
Aトレインが黒人である限り、ストームフロントはAトレイン再加入を許しません。つまりAトレインにとって彼女は絶対に消さなければならない敵なのです。
ライアンはなぜブッチャーを選んだのか
普通だったら、父であり 実際に時を過ごしたホームランダーを選ぶと思います。しかしライアンはブッチャーを選びました。
これは、母親の態度から感じるものがあったからだと思います。
車に乗って逃げる際に、後ろにいるブッチャーを見つめる母のまなざし。後部座席でそれを見たライアンは、敏感に母の気持ちを感じ取ったのでしょう。
そしてそれは、今まで接したホームランダーとの時間よりもずっと彼の心に残ったのだと思います。
ヒューイの独り立ち
「失うのが怖いからって誰かについて回るのはやめるよ。」「地に足をつけてひとりで生きないと。」
この言葉はもちろんアニーへの言葉ではありません。つまり誰を示したのかといえば、ブッチャーです。
彼らはある意味、疑似親子関係にありました。ブッチャーにとって、ヒューイは亡き弟を思い出させる存在です。そしてヒューイにとっては、すべてを教えてくれる父のような存在でした。
S2の最初でブッチャーに対するヒューイの行動は、反抗期に似たものだったように思います。だから心配するし、何をしていたか知りたいと思う、納得させてほしいと思うのです。
しかしいつまでも親に依存していられません。ヒューイは独り立ちを決意したのです。
ヒューイによって変わったBoysの関係性
例えばフレンチーはマロリーの孫娘が殺された夜どうして見張りをしていなかったのかMMに話していなかったし、MMは娘がいることをフレンチーに話していませんでした。
彼らはあくまで仕事仲間だったわけです。だからすべてを話していたわけじゃない。
でもヒューイがBoysに入ってから、彼らの関係は仕事仲間を越えてより深くなりました。それはプロフェッショナルとしては好ましくない変化かもしれません。
でも私はそんなBoysが好きです。
ビクトリア・ニューマンの目的
これは現状では明かされていません。しかし個人的に考察してみました。
まず彼女が狙って頭を吹き飛ばしたのは、
・CIAのスーザン
・ヴォーゲルバウム博士
・共同教会のトップ・アダナ
になっています。
前提として彼女はボーイズ側、つまりアンチスーパーヒーローの立場にあります。
しかしスーザンとヴォーゲルバウム博士が殺されたことは、ヴォート社に有利に働きます。それでは彼女は裏切者でヴォート社側なのでしょうか?
しかし一方のアダナ殺しは、少し微妙なところですが、一応 反ヴォート社といえますね。
つまり彼女は完全に敵というわけではなく、まったく別の目標を叶えるために活動していたのではないか、というのが私の意見です。
そしてその目標の一部に、”政府が新設した能力者担当部署”があることは間違いないと思います。
最後に
S3も楽しみですね。
首を長くして待ちたいと思います。
以上、池谷でした。